成田離婚とは新婚旅行先でのトラブルをきっかけに離婚するという意味。近年は新成田離婚という言葉も生まれました。
成田離婚とは結婚したてのカップルが新婚旅行をきっかけに離婚してしまうことを言います。
新婚旅行へ成田空港から出発し、旅行中の喧嘩やトラブルなどで帰国後すぐに離婚してしまう状況を成田空港と離婚を結びつけて「成田離婚」というようです。
成田離婚という言葉は、日本のバブル経済時期に生まれたといわれ、当時テレビや雑誌などで「成田離婚」を取り上げることも多く、テレビドラマにもなりました。
成田離婚が生まれた背景には、女性が経済力を付け始め海外旅行へ行く機会が増えたことで、海外旅行慣れした女性から見て、海外旅行経験の全くない、もしくは少ない男性の行動が頼りなく見えるといったことが原因と考えられています。
日本国内では立派で頼りがいがあるように見えた男性が、海外で言葉も通じない状況などで何も出来ないでいる様子とのギャップで、一気に熱が冷めて成田離婚へ至ってしまうのでしょう。
成田離婚の原因についてもう少し掘下げてみる事にします。
海外旅行の経験は男性と女性を比べると、女性の方が多いと思われます。
女性の場合は女友達のグループで海外旅行へいくという話は耳にしますが、男性の友達同士で海外旅行へいくという話はあまり聞いたことがないと思います。
男性が海外旅行へ行く機会は、カップルで行くか、社員旅行ぐらいでしょうか。当然その機会は女性も同じくありますので、そうなると女性の方が海外経験が豊富となるからでしょう。
旅行会社では男性向けに成田離婚を防ぐための新婚旅行の下見ツアーという商品を売り出していて、参加者も結構多いという話ですが、その考え方が成田離婚の原因となっているような気がします。
男性が無理して頼れる男を演じようとしても、結局はボロが出るものです。新婚旅行は上手くいったとしても、その後の生活でその内ばれてしまいます。
何でも完璧にこなせる人などいないのですから、始めから不得意なことを隠さずに相手の女性が得意なことは任せるということも必要でしょう。
成田離婚はお見合いや付き合いの浅いカップルに起きやすいということは容易に想像が付くと思いますが、付き合いの長い熟年夫婦の間で起こる「新成田離婚」というものがあります。
これは、退職記念などで海外旅行へ行った熟年夫婦が旅行先のトラブルを原因に離婚する事をいいます。近年熟年離婚が増えてきているといわれますが、退職前は日中家にいることはなかった夫が、退職後は1日中家にいる事で妻のストレスが増加するといいます。
海外旅行へ行ったにも係わらず、家と同じように、何でも指図したり、怒ったりと偉そうな振る舞いをする夫とずっと行動を共にする事で、相手の嫌な部分をあらためて感じるようです。
長年夫のために尽くしてきた妻としては、せめて旅行中ぐらいサービスして欲しいと思うのでしょう。
これから退職記念に海外旅行をと考えている方は新成田離婚にならないよう、妻にサービスする気持ちで接してあげて下さい。
ちなみに関西地方では関空離婚(関西国際空港)と言うそうです。